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野球経験ない人でもほぼ投げられるカットボール講座。
あのダルビッシュが変化球の投げ方を直接教わることができるような世の中になるなんてなんて便利な世の中なのでしょう。
そして教えてくれる球種は今や有名な変化球の一つになって来た”カットボール”。自分の利き腕とは逆方向にストレートの速さで”グッと”曲がっていく早い変化球。打者としては、ストレートに偽装して打者に向かって来るので厄介な球。
そしてそれをダルビッシュ本人が解説してくれるが、なんとわかりやすいことか。
人間の”体の仕組み”でボールを変化させる
実際のカットボールの握り方を丁寧に画面に向かって教えてくれるので非常にわかりやすい。そして一番のポイントは”人間の体の仕組み”を利用してボールを曲げる…ということ。

そしてここからが本題。ダルビッシュ本人がカットボールの握りをカメラに向かって教えてくれます。

”曲げる”より”曲がってしまう”仕組み
1つ目は【体の仕組み】を利用してボールに変化を加える。具体的には、小指と中指を”握る”ことにより、中指がつられて”動いてしまう”という体の仕組みを利用し、ボールを曲げる。

もはやボールを”曲げる”という意識よりは、勝手に”曲がってしまう”ような仕組みを動作の中に組み混んでいるという表現の方が正しいかもしれない。
これは実際に手元にボールはなくとも、映像を見ながら確かめて欲しい。
とにかく”真っ直ぐに”腕を振る
2つ目のポイントは【とにかくまっすぐ腕を振る】ということ。
この投げ方をマスターしていくと次第に「ボールを変化させよう!」という気持ちが強くなってくる。その時は注意が必要。なぜ注意が必要なのかも詳しく解説してくれる。
「曲げよう!」という気持ちが大きくなる
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手首が”寝てしまう”
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手首が”寝てしまう”ことで、球が抜けやすくなる。
意図しない変化をするようになり自分自身でコントロールできなくなる。

あくまでも【真っ直ぐ腕を振り下ろす】ということが肝要。

現役でバリバリの野球選手がここまで具体的にしかも映像で変化球を教えてくれるなんてなんて素晴らしい時代になったんだ、と本当に感動。
カットボール講座まとめ
- ”体の仕組み”を利用してボールが”曲がってしまう”仕組みを意識
- 腕は【とにかく真っ直ぐ振り下ろす】(”曲げよう!”と思わない)
●全編の動画は以下Youtubeをご覧ください。
プレーヤーには幸せな時代
しかしながら、ここまでダルビッシュのカットボール講座を解説してきましたが、なんという時代だろう。
今やメジャーリーグの中でも屈指の実績と実力を誇る”超一流”選手が直々にYoutubeというツールを使って、ファンと直接交流できるなんて。
つい十数年前なんかは、球種の投げ方一つとっても自分の身近にいる監督コーチ、そして先輩後輩など身の回りの半径数メートル未満の情報を駆使して試行錯誤を繰り返してました。
それはそれは振り返れば物凄く効率の悪いアプローチでよくもまあやってたなー、と思うわけです。
一方ではその”無駄”の中において、弱者の知恵というべきか今配られている自分のカードを最大化する努力の仕方を学べた訳で結果的にはそういう【副産物的】なこともあったので一概に全てが悪いとは思わないけれども。
今の時代に高校球児で居たかったわー