下克上のヒットメーカー・高部瑛斗(ロッテ)|プロ野球60秒名鑑

高部瑛斗(千葉ロッテマリーンズ) 千葉ロッテマリーンズ

野球をより楽しく見るにはどうすれば良い?

実は答えは簡単で「選手個人を詳しく知る」に限ります。

一緒に野球観戦していても野球のルールとかよりも、選手個人の特徴やエピソードがある方が観戦してて盛り上がった経験はありませんか?

ここでは選手の基本情報から近況や人物としてのエピソード・特徴などをザクッとまとめてます。

知っておくだけでも【よりカジュアルに野球を楽しめる】ようになるはず。野球観戦の事前学習やシーズン中での振り返りなどにどうぞ。

高部瑛斗(たかべあきと)|東海大甲府高〜国士舘大学

引用)千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト
  • ポジション:外野手
  • 右投げ左打ち
  • 身長&体重:178cm・72kg
  • 出身地:神奈川県
  • 生年月日:1997年12月11日

高部瑛斗の球歴

東海大甲府高〜国士舘大学
2019年千葉ロッテマリーンズ ドラフト3位入団

埼玉の鶴ヶ島エンゼルスで野球を始め、中学では越生ボーイズに所属。

高部瑛斗の特徴やプレースタイル

東都大学が誇る安打製造機。東都大学リーグ2部通算129安打で、東農大・陽川尚将(現阪神)の最多記録109安打を更新。50メートル5秒8の俊足で、走攻守3拍子そろった逸材。国士舘大学時代の恩師は元・千葉ロッテマリーンズの辻俊哉。

高部瑛斗の評価

何と言っても高部瑛斗の特徴は「走攻守」の全てにおいて高い能力を持っているかつそれがハイレベルというのが一番の魅力。

「走」に関しては、50m走5秒8という俊足で、内野安打や盗塁が多い。
「攻」では巧みなバットコントロールでどのコースにも対応できる柔らかさ。
「守」もまた遠投105mという鉄砲肩。

積極的にバットを振っていくスタイルいい意味で向上心剥き出しのハートの強さは昨年のルーキーで比較すると近本光司(阪神タイガース)のような印象

早速始まった新人合同自主トレではその脚力で魅せた。20メートルダッシュのメニューで怪物・佐々木朗希を抜く好タイムを記録。

「やっぱり足で勝負しなきゃいけない選手なので、そういう(誰にも負けないという)部分は持ちながらやっています」と負けん気の強さもみせた。練習後には室内で1人、黙々と打ち込み。「数をやればいいわけじゃないですけど、数をやれば新しい感覚が出てきたりする。見つけるための練習も兼ねてやっています」

ロッテ高部「足で勝負」短距離計測で佐々木朗希超え

こういう野武士みたいな荒々しいメンタルはプロの世界でも成功する必須条件の一つとも言える。

高部瑛斗のエピソード

高校時代は地元・神奈川を離れて野球留学をするもレベルの高さについていけず心が折れそうになったことも。しかし、弟の病気をキッカケに一念発起して甲子園出場&プロ野球選手になることを目標に据える。

高部は中学を卒業すると山梨・東海大甲府に入学。寮生活のため、家族とは離れて暮らすことになる。2年になると部のレベルの高さについていけず、私生活にも影響が出始めるように。挫折を感じるようになり「早く引退したい」と思うようになっていた。

ロッテ3位 高部瑛斗、やっと果たせた 天国の弟との“プロ入り”の約束(スポニチ)

弟の体調が急変。学校で倒れ、すぐさま病院へと運ばれる。かけつけた両親へ医師の口から告げられたのは「急性白血病」。後日、弟の病状を知り、強いショックを受けた高部。放射線治療で苦しむ弟の姿を目の当たりにし、野球をあきらめ、看病に専念しようとも考えた。しかし、そんな高部に弟は「瑛斗が野球しているところを見たい。ホームラン打つところを見たい。でも、無理か、球場に見にいけない…」と嘆いた。
その言葉を聞いた高部は奮い立った。「晴斗、見せてやるよ。俺、甲子園に出る。レギュラー取って、甲子園でヒット打つ。それならテレビで見れるだろ」と宣言。その上で「プロを目指す」ことを弟に約束した。

ロッテ3位 高部瑛斗、やっと果たせた 天国の弟との“プロ入り”の約束(スポニチ)

また高部はちょっと変わった感性も持ち合わせており、新人入寮の日に「ピザとコーラ柄の靴下」を履いて登場してきたことも話題になった。

プロは目立ってなんぼの世界であるがゆえ、こういうところもまた個人的には期待感が高まる。12球団で最も熱狂的なファンをもつロッテには歓迎されるタイプ。

高部瑛斗の成績

2020年シーズン

2020年シーズンの前哨戦となる練習試合(VS楽天モンキーズ)で2安打デビュー。うち1本は3塁打と自慢の俊足もアピールした格好。大卒野手で即戦力候補ゆえに期待値は高いが、すぐに結果を出してくるあたりも楽しみ。

しかし試合途中で右手に痛みを訴えて途中交代。まさかのキャンプ途中離脱の悪夢。華々しい結果とのコントラストが残酷ではあるが、まだこの早い時期でよかったと入り変えて開幕早々からまた力になってくれることに期待。

高部瑛斗のプロ入り初ヒット

新型コロナウイルスがチームを襲うなかで救世主の一人として1軍に合流した高部瑛斗。2軍では絶好調をキープしており9月の2軍月間MVPにも選ばれる活躍を見せる。

そして、1軍初スタメンでは苦渋を舐める結果となったものの、その鬱憤をはらすかのように高橋礼(ソフトバンクホークス)の球をレフト戦へ鮮やかに弾き返して、嬉しいプロ入り初安打を記録。

安打製造機、ヒットメーカーと形容されることの多い高部の魅力が詰まった一打はライバル福岡ソフトバンクにとって名刺代わりの一撃となっただろう。

今後の活躍にも一層の期待が懸かる。