幕張の若き大砲・安田尚憲(ロッテ)|プロ野球60秒名鑑

安田尚憲(千葉ロッテマリーンズ) 千葉ロッテマリーンズ

野球をより楽しく見るにはどうすれば良い?

実は答えは簡単で「選手個人を詳しく知る」に限ります。

一緒に野球観戦していても野球のルールとかよりも、選手個人の特徴やエピソードがある方が観戦してて盛り上がった経験はありませんか?

ここでは選手の基本情報から近況や人物としてのエピソード・特徴などをザクッとまとめてます。

知っておくだけでも【よりカジュアルに野球を楽しめる】ようになるはず。野球観戦の事前学習やシーズン中での振り返りなどにどうぞ。

安田尚憲(やすだひさのり)|履正社高

引用)千葉ロッテマリーンズオフィシャルサイト
  • ポジション:内野手
  • 右投げ左打ち
  • 身長&体重:188cm・95kg
  • 出身地:大阪府
  • 生年月日:1999年4月15日

安田尚憲の球歴

履正社高
2017年千葉ロッテマリーンズ ドラフト1位入団

吹田市立豊津第一小学校時代は軟式チームの豊津東少年野球団に所属。6年生時には阪神タイガースジュニアに選出された。吹田市立豊津中学校に進学すると、レッドスターベースボールクラブへ入団。

安田尚憲の特徴やプレースタイル

清宮(早実→日ハム)と村上(九州学院→ヤクルト)と並び称された高校生離れした和製大砲のスラッガー。飛距離は前出の2人にも負けず劣らずのダイナミックさがあり、2年目の2018シーズンは首脳陣の計らいもあり新人王資格を有したまま2軍でフルシーズン研鑽を重ね、本塁打と打点王の2冠獲得という結果を出した。過去の経験から自らの課題を洗い出し、着実にそれを自分のものにしていくというその”ひたむきに努力できる能力”は歴史が好きな本人の性格がさせるものでもあるのだろう。ファンは大ブレイクの夜明けだと確信している。

安田尚憲の評価

安田尚憲に期待する声は非常に多い。その中でも何よりも魅力的なのはこの立派な体躯から繰り出される豪快なバッティング。多少守備に課題は残るものの、この打撃がマリンスタジアムで猛威を振るう時はもうすぐそこまで来てる。

松本球団本部長は2軍で好成績を残した安田を「本来なら1軍に上がってもおかしくなかった」と評価。しかし、CS進出争いをする1軍は内野のメンバーが固定され、安田に経験の場を与えるほどの余裕はなかった。球団は育成を最優先させ実戦を積ませる道を選んだ。

<ロッテ>”覚悟”の打倒レアード 来季3年目の安田尚憲、海外修行経て飛躍へ

レギュラーを奪うために必要なことについて「全部ですね」と即答。「(鈴木)大地さんも、(井上)晴哉さんも、レアードも打撃がいいですし、勝負強く、守備も安定している。レギュラーで出ている人たちのレベルが高いなと思っている。そういった面でいくと、もっともっと成長していかないといけない」

ロッテ・安田、来季に向けてスタート「練習するしかない」

この辺りの”高いプロ意識”と冷静な自己分析能力もまた安田尚憲の魅力。まだ今年で若干20歳そこそこの若者とは思えない落ち着いた風情にバットを持って打席に入るや、鋭いスイングで一閃する姿はまさに現代に蘇るサムライ風情。

安田尚憲のココをチェック!

これからのプロ野球界を背負って立つリーダー候補の一人といっても過言ではない。その安田尚憲の魅力をまとめる。

3冠王も狙える野球界の和製大砲候補

イースタンリーグであれど”戦略的に”2軍で多くの打席経験を積んだ結果としてホームラン王と打点王の2冠を奪取したのは素晴らしい。新人王の資格を残すという親心もあり2019シーズンはイースタンを主戦場として戦ったが、2020シーズンでは舞台を一軍に移して、同じくらい大暴れした姿をみせ、首脳陣やファンを喜ばせることができるか。ロッテファンの夢がたくさん詰まった和製大砲の覚醒前夜に胸を踊らせている。

”らしくない”コメント能力

2月1日より始まったキャンプ。鳥越コーチに課題の守備特訓を受ける安田のコメントに注目してほしい。

「守備に不安があると試合に使ってもらえない。(苦しい中でも笑いがあるのは)鳥さんのおかげ。こうやって盛り上がってやっていけるのもファンの皆さんのおかげ。こういうところがキャンプのいいところだなと思います」

ロッテ 安田、1時間居残り守備練習 レギュラー奪取へ鳥越ヘッドが愛と笑いの厳しいノック

いかがだろうか。このコメント力。まだ若干20歳の選手が言うコメントにしてはこの短いコメントの中に”自己分析(=課題は守備)”と”周囲への配慮(=鳥越さん、ファンへの感謝)”と言う要素が凝縮されている。

プロ野球は興業であり、観られて応援されてなんぼの世界。この良い意味で”若者らしくない”コメント能力は自分自身の自己責任で戦っていくプロの世界においては武器になる。

強いリーダーには強い言葉が宿るもの。

近い将来、千葉ロッテを常勝軍団にするためにはこうしたリーダーは不可欠だ。

安田尚憲の2020年をチェック!

そして迎えた2020年のシーズンはコロナ渦にありながらも途中からは千葉ロッテの4番に座り、様々な経験を積みながら打棒に磨きをかけている。

井口監督が構想していた3年目で4番を打つ素材へ、という道筋通りに我慢強く毎日の起用に必死で答え続ける姿はやや歯痒くもある。しかし、これからスーパースターに育つであろう過程に立ち会えていると考えるとワクワクするのだ。

打率はシーズンを通じて2割2分、3分そこそこではあるもののやっぱり安田尚憲の魅力はその豪快なホームラン。
試合を決める一発もあれば、ソフトバンク武田から放った相手の”決め球”をかっっさばいてスタンドに持っていくサマは息を飲む美しさがあるし、その放物線にはロマンしか感じない。