【PMPメモ】プロジェクト・マネージャーの役割

ProjectManagement

プロジェクト・マネージャーの役割

①プロジェクトにおける役割

プロジェクトにおいて利用可能な資源と競合する制約条件(品質・コスト・納期など)とのバランスを維持しつつ、プロジェクトの目標とステークホルダーの期待を満たすようにプロジェクト・チームを導く役割。

プロジェクトを成功に導くにはステークホルダーとの”コミュニケーションが重要”。各ステークホルダーそれぞれにとっての利害関係が異なってくるためにソフト・スキル(人間関係のスキルや人をマネジメントするスキル等)を使ってコンセンサスを測ることが重要。

(PMP試験 合格虎の巻 新試験対応版より)

②組織における役割

組織内において他のプロジェクトに影響を及ぼすことも多い。そのために一番重要なことは他のプロジェクトマネージャーとのコミュニケーションであり、その主な理由は以下。

①同一資源に対する需要
②資金調達の優先順位
③成果物の受渡し
④プロジェクトの目的・目標と組織の目的・目標との整合性

(PMP試験 合格虎の巻 新試験対応版より)

プロジェクト・マネージャー=【キャッチャー(捕手)】である説

何か新しい知識を自分の中で定着させるためには、自分が”既知の知識に置き換えて”インプットしていく方が良いと思っている。その方向で野球に喩えてプロジェクト・マネージャーという役割をみたらば、一人だけ違う方向を向いてプレーをしながら全体感でもって試合をコントロールする”キャッチャー的”な役割だなぁ。
投手との意思疎通を常に測り、勝利を勝ち取るという”プロジェクト”において投手の持ち球や性格を把握して導いていく、というのもまさにキャッチャー。

そうか、プロジェクトマネージャー=【野球でいうところのキャッチャー】なのかとひとりごちた。

プロジェクト・マネージャーのコンピテンシー

PMIはプロジェクト・マネージャーのコンピテンシー開発に必要な3つのスキルセットを定義している。

プロジェクトマネジメントの技術

プロジェクトマネジメントを実行するにあたり具体的には以下のスキルが求められることになる。

・自身のプロジェクトの不可欠な要素に焦点を当てる。
(プロジェクトの重要成功要因/課題/財務目標など)
・プロジェクトに合ったツールや技法をテーラリングする。
・計画を綿密に練り、優先順位をしっかりと付ける。
・プロジェクトの要素(スケジュール/コスト/資源/リスクなど)をマネジメントする。

戦略的及びビジネスのマネジメント

効果的にビジネス成果をもたらすために以下の知識が必要。
戦略、ミッション、目的と目標、創造しようとしているプロダクトとサービス、プロジェクトの成果物を利用する定常業務、顧客や市場の状況、競争状況を説明できるだけの知識レベル。

なぜ”ビジネス知識(=ドメイン知識)”が必要なのか?
その理由は、
・プロジェクトがもたらす事業価値を説明する。
・スポンサーなどと協力して、プロジェクトの実行戦略を講じる。
・プロジェクトの事業価値を最大化するように戦略を展開する。

リーダーシップ

リーダーシップの資質とスキルは以下が含まれる。

  1. 明確なビジョンを有すること
  2. 積極的で前向きなこと
  3. 協調性があること
  4. 他者と信頼関係を構築するなどして、他者との関係やコンフリクトをマネジメントすること
  5. 十分なコミュニケーションをとること
    (有能なプロジェクト・マネージャーは90%の時間をコミュニケーションに費やしている!?)
  6. 親切で正直で信頼でき、かつ倫理的であること
  7. 他者の功績は素直に認めること
  8. 結果指向かつ行動指向であり、常に学び続けること

プロジェクト・マネージャーの権威

「自分が望むように他者を動かす力=権威」と呼ぶが、リーダーが行使する権威には様々な種類がある。

・職位による権威
・情報による権威(情報をコントロールする)
・後ろ盾による権威(他者が抱く敬意や賞賛、得られた信頼性)
・状況による権威(特定の危機が発生した時など)
・人格またはカリスマ性による権威
・関係性による権威
・専門性による権威(スキル/資格/経験など)
・報酬による権威
・罰を与えるまたは強制による権威(懲罰を行使する力)
・愛想の良い態度による権威(好意や協力を引き出すためのお世辞など)
・圧力による権威(従わせる目的で相手の自由を制限する)
・罪悪感による権威(責任や義務感の強制)
・説得する権威(人を行動に移すための論拠を提供する能力)
・回避する権威(参加を拒否する)

リーダーシップとマネジメントの違いとは?

リーダーシップとマネジメントはニュアンスとして同義のような雰囲気があるが明確に違うので注意が必要。

【マネジメントとは?】
→ 期待される既知の行動を通して他者をある地点から別の地点に到達するように導くこと

【リーダーシップとは?】
→ 他者をある地点から別の地点に導くために議論や討議を通じて他者と共に物事を進めること

プロジェクト・マネージャーには”両方を局面によってバランスよく使いこなす”柔軟性が必要。

リーダーシップのスタイル

プロジェクト・マネージャーは本人の特性、メンバーの特性、組織の特性、環境特性によって、6つのリーダーシップのスタイルを状況に応じて使い分ける必要がある。

  1. 自由放任型:傍観主義とも呼ばれ、チームに意思決定を任せる。
  2. 業務達成型:達成すべき目標に重点に据える。
  3. サーバント・リーダー:他者を第一に考え、他者に仕えるように振舞う。リーダーシップは二次的であり、他者に仕えることによって事後的に派生する。
  4. 変革型:理想の姿を示したり、イノベーションや創造を奨励したりすることで、人々を力づける。
  5. カリスマ的:情熱的で自信があり、強い信念を持つことで、人々を鼓舞できる。
  6. 相互型:業務達成型、変革型、カリスマ的の組み合わせ。